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[レビュー]50cc原付の後付け屋根と注意点

1. 初めに

 原付やバイクで屋根をつけたいとを考えているあなた!

バイクで雨や夏の暑い風、冬の寒い風を防げれたらどんなに快適か…

そんな不快な悩みを解決してくれるのが、

後付けでできるバイクルーフ(屋根)!

私がバイクルーフを購入した動機は…

「雨の日でも快適に運転したい」

「冬の冷たい風を浴びたくない」

「スマホホルダーを運転席につけたい」

という気持ちからでした。

そういう同じ想いのバイクマン・原付愛用者のために、

違法にならないおすすめのバイクルーフと注意点を

私が使ってみてよかった「おすすめの後付けバイクルーフ」と共に

この記事では紹介していきます。

結論から言うと

私が「使ってよかった!」「違法にならない!」と選ぶ

後付けバイクルーフは、

下のバイクルーフなのですが…

この商品にたどり着くまでに、多くの時間をリサーチ(調べること)に費やしてきました。

みなさんには、私のように調べる時間・悩む時間はかけてほしくないので、

私が行き着いたベスト・オブ・ベストの、

この「後付けバイクルーフ」についてご紹介していきます。

この記事を書いている著者

紘美(ひろみ)@原付で旅する写真家ブロガー

2022年5月より各地をスクーターで旅する写真家 兼 ブロガー|
写真販売実績 累計6000DL突破|
日本や米国・香港・シンガポール等々、全世界でも購入されています|
2年間で巡った観光名所は120ヶ所以上、累計15000枚撮影|
日帰りバイク旅は40日、テント泊のバイク旅は30日以上|
数々のキャンプ旅の経験から、各地の見所・写真映えスポット情報をお届け|
そして、キャンプ旅での必需品も自身の考察を交えてご紹介します|

(更新:2024年7月)

2. 私がバイクルーフが必要と感じたエピソード

まず初めに、

なぜ私がバイクルーフが必要だと感じたのか、私の実体験をご紹介します。

1. きっかけは会社通勤…

 2014年5月…

当時は、私はまだ会社員をしており、独立はしていませんでした。

この時は小牧に住んでいて、小牧から一宮や名古屋へ出勤をしていました。

交通機関で出勤しようとすると、どこも片道1時間、往復2時間の関係で原付通勤。

原付だと、名古屋も一宮も40〜50分で通勤でき、交通費も10分の1程度に抑えることができました。

その後、のちに名古屋に引っ越すのですが、この40分50分の通勤の運転で、

雨の日や冬の風の寒さに苦しみました。

雨の日は、カッパを着るのですがすごく蒸れます。

スーツでの出勤だったので、スーツに匂いがつくことや濡れることがすごく嫌でした。

冬の時は、スーツの上にウインドブレイカーを着てその上にコートを着ました。

そうでないと凍えてしまいます。

冬の雨の日は、さらにその上にカッパも着ていました。

この雨・冬の風がなんとかなれば、バイク通勤ってすごくいいものなのになぁと心底思っていました。

程なくして、テレビで海外旅行番組を見ていると…

カンボジアだったかどこかの国で、

バイクに明らかに後付けでつけた屋根がついている車体を見かけます。

とても快適そうに走っていました。

「えっ、バイクに屋根ってつけれるの?」

私は、当時ピザ屋や寿司屋の出前用バイク「ジャイロキャノピー(車種名)」など、

既に屋根がある設計のバイクを買うしかないと思っていました。

それらのバイクは、価格が普通のバイクの2倍以上です。

そんなに高いなら、いっそのこと中古の軽自動車を買った方がまだマシだと、

コスパ面で断念していました。

でも、後付けなら今の原付にも付けれそうだと思います。

そこから、私の原付後付けルーフ大作戦が始まるのでした。

2. バイクルーフ選びのリサーチ後、出た結論…

まず、後付けルーフを購入・取り付ける前に、まずリサーチから入りました。

まず、私の購入の目的は…

1. 雨よけ
2. 風よけ
3. 違法ではない屋根


この3点に絞って選ぶことにしました。

要するに

「違反にならない、後付けで雨風がしのげる屋根」が欲しい!!

実に単純な願望です。

そして、バイク屋さんに行って店員さんに聞いたり、

ネットで調べたりしました。

でも、当時は店員さんも知らない方ばかりで、

ネットでGoogle検索しても、カンボジアのような屋根は出てきませんでした。

まだ、日本で後付けルーフが知られていない時代です。

そして、ある時Amazonで一つだけヒットしました!

それが、のちに初代となる後付けルーフになるのでした。

今ここでおすすめしているのは、その後付けルーフではなく、

また別の後付けルーフなのですが、

こうして、原付に後付けで屋根をつけることができました。



こう言った経緯で、私は後々に「後付けバイクルーフ」と出会うのですが…

このおすすめする " 今一番おすすめする後付けルーフ " に出会うまでに、

実際に使用感を確かめたり調べたりして、とても多くの時間を費やしました。

この記事では、みなさんに私が思うベストな原付用後付けルーフをご紹介したいと思います。



3. 理想的なバイクルーフとは?

 まず、バイク用の後付けルーフにおいて理想的なルーフ(屋根)とは、どんな屋根でしょうか?

私は、以下の5つが揃っていることが重要だと感じます。

ポイント

1. 安全であること
2. 安くてコスパがいいこと
3. 取り外しが簡単
4. 耐久性がある
5. 違法改造にならないこと

それぞれ、なぜ重要か見ていきましょう。

1. 安全であること

 これは、何においても一番重要視しなければいけません。

運転してて、事故につながることは最も避けたいこと。

ましてや人身事故で、大怪我をさせては取り返しのつかないことになってしまいます。

必ず運転に支障がなく、十分に安全であること。

これが最優先です。

2. 安くてコスパがいいこと

 当時はネットで調べると、必ずあるメーカーに辿り着きました。

そのメーカーは非常に立派な後付けルーフを設計・取り付けしてくれますが、

見積もりをしてみると50cc原付なのに、取り付け・工賃等含めると15万円近くかかってしまうとのこと。

原付のカスタマイズにそこまで費用をかけてられないというのが、正直な感想でした。

そんな大規模なことをしなくても、誰でも手に付けやすくてコスパがいいもの。

そして、理想は車種を違う車種で乗り換えても、そのまま使えて素人でも取り付けできること。

これが大事だと感じています。

3. 取り付け・取り外しが簡単であること

 今は、保安上バイクカスタムの規制が厳しくなっています。

それは、どういったところで影響があるかというと、

主にディーラーやバイク屋さんで定期メンテナンスや修理などをお願いする時です。

特に大手のディーラーやバイク屋さんは、改造されているとメンテナンスや修理はしてくれません。

お店に渡す時は、カスタムしてある部分を取り外さなくてはいけません。
(※積載装置や正規バイクメーカー品は除く)

なので、せっかく付けた屋根を自分で取り外したり取り付けたりすることが必要です。

ここも、素人でもできる簡単さが重要になってきます。

4. 耐久性があること

 当たり前ですが、耐久性もしっかりしていなければいけません。

どのくらいの耐久性が必要かというと、強風や60km/時を出した時でも、

しっかりその振動や風に耐えられること。

走行中に外れたり壊れて路面に落下でもしたら、それは整備不良となって違反になってしまいます。

そんなことがないように、しっかり取り付け部分も含めて耐久性が確保されているものが大事です。

5. 違法改造にならないこと

 そして最後に重要ポイントは、

上記の4点が完璧でも、違法であっては意味がありません。

しっかり合法的な屋根であることが大事です。

でなければ公道を走れませんし、走ったとしても違反切符を切られてしまいます。

ここも大人のマナーとして守っていかなければいけません。

どこから違法改造になるかの基準値は、記事後半にご紹介します。

この上記の5つのポイ以上の5つを満たしたものものが、

私がこれからおすすめするの「後付けバイクルーフ」です。


4. 私がおすすめする原付後付けルーフ

1. 「後付けバイクルーフ」


2. 毎日が快適に!

 私がおすすめする「後付けバイクルーフ」に出会うのが2021年になるのですが、

この「後付けバイクルーフ」を取り付けてから、

雨の日はカッパを着ることなく運転でき、

冬の日は、寒い風を直接受けることなく快適に運転ができています。

また、予想もしていなかったメリットとして、

テントを背中の部分にしばりつけて運んだり、

運転席にスマホホルダーをつけて充電しながら走行なんでこともできるようになりました。

特に、私の原付はアクセサリーソケットがあるので、

雨を気にせずUSBアダプターからスマホに充電器を接続して充電しています。

もちろんスマホはナビ代わりに。

なので、原付のバッテリーとガソリンがある限りどこへでも行けると自負しています。

3. 電気関係の設置もできるように…

 また、雨に濡れることがないということは、

他にもいろいろな電気機器をつけることが可能になりました。

一時期試していたのは、スマホのIQ充電器。

スマホを置くだけで充電できるというものです。

これを設置したり、モバイルバッテリーを充電したりと、

実にいろいろなことをしました。

そんなことをすれば、原付のバッテリーが上がってしまう…

と思われた方もいると思いますが、

キックでエンジン始動させれば充電されるので大丈夫です。

そんなこんなでそれから私は、

1年で51ヶ所へ撮影の旅に出かけて、

1年半では90ヶ所の撮影の旅をしてきました。

また、キャンプも経験して、

原付・屋根・テントは三種の神器と自分で称しています。

それくらい、世界が広がりました。

「後付けバイクルーフ」は、確実に私の可能性を広げ、

大きな分岐点になりました。

もし、「後付けバイクルーフ」がなかったら、雨や冬の寒い風を気にして

そもそも原付で遠出なんて考えなかったでしょう。

私はあなたに、心からこの「後付けバイクルーフ」をおすすめします。

4. 良い原付カスタムは立派な投資…

 また、「後付けバイクルーフ」を使ってみて1番に伝えたいのは…

良いカスタムは立派な投資だということ。

投資というのは、「かけたお金以上に、価値を生み出すか、お金を節約することができる」ということ。

私は、この「後付けバイクルーフ」を5000円ほどで購入しましたが…

毎日実感するのは、

・交通機関などの時間的拘束からの解放

・満員電車・満員バスからのストレス解放

・雨の日も困らずにゆったり運転

・冬の風に凍えず楽々運転

などなど、すっかり原付がかけがえのない愛車になりました。

このカスタマイズは、テントも運ぶことも可能にしたなど、

宿泊費などの金銭面でも大助かりです。

そして、何より原付でツールングする楽しみと、

原付で遠出をするライフスタイルを届けてくれました。

原付旅においては、2023年現在ではまだ愛知県内の自然派観光地のみですが、

よくよくは東海地方、中部地方、日本全国と活動範囲を広げていこうと思っています。

こんなきっかけをくれた「後付けバイクルーフ」には感謝しかありません。

あなたもぜひ、後付けバイクルーフを取り付けて、あなたらしいスクーターライフを送ってください。

ここまでで、私がこの後付けバイクルーフを使ってきた体験談をお話しさせていただきましたが、

次はこの「後付けバイクルーフ」のメリット・デメリットを包み隠さずお話ししていこうと思います。

5. この「後付け原付ルーフ」の特徴[メリット編]

1. 手軽に取り付け・取り外しができる

 まず、初心者でも簡単に取るつけ、取り外しができることが大切です。

繰り返しますが、

大手ディーラーやバイク屋さんは、改造されているとメンテナンスや修理はしてくれません。

お店に渡す時は、カスタムしてある部分を取り外さなくてはいけません
(※積載装置や正規バイクメーカー品は除く)

そのため、メンテナンスや修理の際は、取り外す必要性が出てきます。

少し面倒な工程ですが、必ず必要なことです。

この「後付けバイクルーフ」は、構造的にフロントウィンドウがあり、

その上に、グラスファイバーの骨組みで作られたテントのような屋根がついています。

この、フロントウィンドウを取り付ける金具は、ミラーの根元に挟み込むことで設置します。

設置したら、あとはフロントウインドウと一体になった屋根をはめこみ、

運転席の背中部分は、屋根の背中部分にある止め紐(ひも)を荷台に結びつけるだけ。

この3工程で完成です。

① ミラー根元に金具を挟み込む

② フロントウィンドウと屋根を金具にはめ込む

③ 屋根背中部分にある止め紐(ひも)を荷台に結びつける

取り外す時は、この逆をすればいいだけです。

取り付け説明書や工具・部品も付いてくるので、

初心者の人でも簡単に取り付け・取り外しができます。

作業時間は、なれてくると3分といったところでしょう。

くれぐれもバイク屋さんに渡す時は、取り付け金具も含め取り外して渡しましょう。

2. とにかく安い

 私もびっくりしたのですが…

この後付けルーフはとにかく安いです!

しっかり頑丈なのに安いというのは、信じられません。

あるメーカーさんに後付けルーフを取り付けるのを依頼すると繰り返しますが、

15万円ほどかかりますが、このリーフはたったの5000円です。

原付愛用者の多くは、バイクにはお金はかけたくないけどツーリングが好きだという方が多いです。

また、同時にバイクにコスパと利便性を求める方も多いでしょう。

そういう方へでも、自信を持っておすすめできる価格帯です。

あと、一例として…

既に初めから屋根がある設計をされている原付やバイクの値段は…

約60万円です。

原付なら新車で24万円ほど、そこに後付けで+5000円で屋根がつけれるのです。

これは、凄いことですよね。

破格の安さと言えます。



3. 雨除け

 前述した通り、雨除けとしては最高のカスタマイズです。

雨除けだからといえども、完璧なる防御とはいえません。

得意な雨、不得意な雨があり、

得意な雨は、風がなく・かつ、大雨ではない雨です。

不得意な雨は、横降りの風のある雨・大雨です。

横降りだと、側面が開けっぴろげなので、特に腕や足元が濡れてきます。

大雨だと、屋根のフレームから伝ってくる雨に悩まされます。

また、フロントウインドウも上部が開閉できるので、その開閉口から雫が飛んできます。

しかし、ここは対策しようがあるので大丈夫でしょう。

私は、幅が広いビニールテープを貼って浸水を防いでいます。

それ以外の、「普通の雨」であれば、快適で文句の言いようがありません。

おすすめです。

4. 風よけ

 風よけも抜群です。

特に、走行時の正面からの風はほぼ体では感じなくなります。

側面は開けっぴろげなので、横から入り込む風は感じますが、

正面からの風ではほぼ大丈夫です。

この感じなくなるという意味合いは、

フロントウィンドウやルーフがぶつかる風を受け止め・防いでくれるので、

体に当たる風がなくなるという意味合いです。

なので、夏の熱風・冬の冷風を受けにくく、

風による暑さや寒さはとても軽減されます。

特に、冬は、時速30km出すと、体感温度は9°下がりますから、

仮に真冬の最高気温9°だと、体感温度は0°

夜走行すると、気温4°だとすると、体感温度は-5°とかなり過酷な運転状況に…

この、過酷な運転状況が、風を防ぐことによって体感温度が気温に近くなります。

これは、私にとってはものすごく助かりました。

冬の長距離運転は本当に地獄なので、おすすめです。

5. 電気機器を取り付けられる

 雨を防げるということは、電気機器も取り付けることができます。

私は以前、IQ充電器を取り付けていました。

今ではアクセサリーソケットからUSBアダプターを取り付け、

スマホの充電器をつけています。

大雨や横風の雨の時は、ちょっと心配ですが、

そうでない普通の雨の場合はぜんぜん安心して使えます。

あと、安全面のために、使う充電器は水滴安心機能があると、なお安心です。

それ以外にも、USB接続のLED車内灯や扇風機もつけたことがありました。

今思えば、やりすぎだと思いますが、それもまた一興。

可能性が広がります。

6. 日焼け予防

  屋根があることで、直射日光も防げます。

これは、思ってもいなかったメリットなのですが、

特に夏場は日の角度も高く、一番強い時間帯の日差しを防ぐことができます。

首から上はほぼガードできます。

腕は、フロントウィンドウから日が入ってしまうので、

何か別の対策が必要です。

冬などの日の角度が低い時期になってしまうと、

日に当たることも多くなりますが、

そもそもその時期は紫外線が弱いので、

あまり気にしなくてもいいと思います。

6. この「後付け原付ルーフ」の特徴[デメリット編]

 次は、デメリット編を紹介していきます。

1. 風にあおられる

 正面からの風は、フロントウィンドウやルーフが、風を防いでくれるので問題ないのですが…

横風にはとても弱いです。

台風の時などは、運転は100%NGです。

名古屋では、春・夏・秋では台風以外で強風が吹くことはほとんどなく、

取り付けたここ3年間、強風で運転できなかったことはありません。

冬は、空気の密度が高い(空気が重たい)ことや、北風が強いこともあり、

運転を控えたことは何度かあります。

運転を控えた方がいいと私が判断する風速は、「風速10〜16m/s以上」

この風速になると、突風で歩行者の傘が壊れます。

風速17m/s、かつ温帯低気圧であれば " 台風 " と呼ばれるので、

もうほぼ台風の晴れたバージョンだと思ってください。

特に、この風は冬の北風が多いです。

ここまで強いと、運転は控えた方がいいでしょう。

2. フロントパネルがすれる

 フロントウィンドウの下には、ウインドウ下からの雨風の吹き込みを防ぐため、

透明なビニールの前掛けがあります。

この前掛けが、風にあおられて、

どうしてもフロントパネル(原付の正面のボディ)に擦り付けられてしまいます。

その結果、運転中に入り込んだチリや砂埃、ゴミも一緒にすられて、

フロントパネルがキズだらけになってしまいます。

私は、もう利便性の代償だなと諦めています。

もし、フロントパネルが擦れるのが嫌な方は、フロントウィンドウの前掛けを外すことができます。

ただ、雨の滴や風を防ぐ力は、その分弱くなります。
 

3. 信号が見にくくなる

 正直にいうと、このルーフには設計不良があります。

屋根の羽がグラスファイバーの骨組みの仕様上、円形に広がっています。

その羽が、フロントウィンドウの上まで伸びています。

この羽のせいで、小さな交差点だと運転席から目視で高い角度に信号が来るため、

信号が見えません。

なので私は、フロントウィンドウ上の羽は、

骨組みだけ残してハサミでくり抜きました!

フロントウィンドウの上の屋根をハサミで切り抜いた後
こうすることで小さな交差点の信号を見ることができる。

そうしないと、信号が見えないため必ず必要だと感じています。

なので、手を加える必要があるので「そうなんだ」と思っておいてください。

4. 燃費が下がる

 私の原付は、燃費70km/Lなのですが、平均燃費が50km/Lまで落ちました。

燃費が、出力50ccだと、だいたい平均20km/Lぐらい燃費が落ちることは、知っておいた方がいいでしょう。

風を防いでくれている分、その分空気抵抗が大きくなるので、

仕方のないことですね。

とはいえ、私はメリットの方が大きいと感じていて、いまだに愛用を続けています。

5. フロントウィンドウと屋根の連結部分が取れやすい

 これも、正直にお伝えするのですが、

フロントウィンドウ(高強度のビニール素材)と屋根の部分は、高粘着の両面テープで貼られたマジックテープで取り付けられています。

このマジックテープが、月日が経つごとに粘着部分が弱ってきます。

弱ってくると、ぺろっと剥がれてきてしまうので、そうなった時に修繕が必要です。

私は、既に取り付けられている両面テープ式マジックテープより強力なマジックテープを見つけたので、

いつも、それを貼り付けて修繕しています。

最初に付けられているものより剥がれにくく強力で安心感持って使えています。

また私は、後ろのリアボックスがルーフの背面を押して、

ルーフが突っ張ってしまうこともあり、そこから引っ張られて剥がれやすくなっていました。

なので、フロントウィンドウとルーフの接続部のグラスファイバーをハサミで削り切り、

骨組みの長さ調節をして愛用しています。

これらを言い換えれば、多種多様の原付ごとに合うように、手を加える必要性があります。

6. 寿命は半年ほど

 衝撃などへの耐久性には問題はないのですが、

屋根の天井部分が風で擦り合わされて劣化してきます。

しっかりとした耐久表現が思いつかないのですが…

経過年数では言えば、6ヶ月ぐらいで買い替えています。

どういう劣化の仕方をするかというと、

屋根の天井が、風で生地同士が擦れて薄くなってきます。

そこから何かの拍子で穴が空いてしまい、買い替えになることが多いです。

とは言え、買い替え費用は5000円なので、

15万円の金属製フレームのルーフを買うよりかはコスパがいいです。

私は、原付で仕事の移動や旅・ツーリングをよくします。

その関係で、2-3年で一台乗り潰すのですが、

その頻度の2-3年で、4回ほど買い換える頻度です。

長く使い続けるというよりかは、劣化と共に新品に交換して、

見栄えも良く、メンテナンスするという感じです。

前述した連結部分のマジックテープだけの劣化であれば、修繕した方がコスパがいいと思います。

あと、劣化による交換のほとんどは、フロントウィンドウではなく、屋根部分が多いので、

ウインドウから屋根を外して付け替えるだけということを繰り返しています。

ミラーに挟んだ金具の交換は、交換の度にする必要はありません。



7. 後付け屋根は違法・違反にならないの?

1. 車種によっては違法・違反になることがある

 これは、車種や積載装置の条件によって可能性はあります。

原付に屋根を取り付けることになった場合、

その屋根は「積載物」という扱いになります。

積載物には、安全性の問題から保安基準があります。

違反にならない保安基準とは…

その基準は

全長:荷台や荷台に取り付けられた積載装置から、後ろの長さ+30cmまで、

全幅:荷台や荷台に取り付けられた積載装置から片側それぞれ+15cmまで、

高さ:地上から2m以内と定められています。

(※積載装置は、メーカーなどでしっかりと積載装置と認められているもの)


特に、この「サンバイザーシェードテント」は、天井にある円形の羽部分が、

車種や条件によっては、違反になる可能性があります。

天井の屋根部分は、羽の部分合わせて横幅100cm。

もし、この「荷台やその積載装置から片側それぞれ+15cm」の範囲で、

飛び出てしまう方は、違反になる可能性があるということです。

そうなってしまう場合の対策を次で紹介します。

2. 違法・違反になってしまう場合の対策・条件

1. 屋根の羽をたたんで保安基準を満たす

そのまま使った場合、

違反になる場合は、ルーフの天井の羽を内側におりたたんで走行する工夫が必要です。

このルーフは、天井の両側面の羽の部分は、内側におりたためる柔らかい素材でできているので、

おりたたんでも大丈夫ですよ。

折りたたんだ時の天井の横幅は「60cm」でした。

私は、横幅が広いリヤボックスを荷台に取り付けているので大丈夫でした。

羽を折りたたんだ状態で、保安基準をクリアできるのは、

荷台や荷台の積載装置が「片側側面+15cm・15cmの横幅合計30cm」ということになります。

もし、羽の部分で範囲を飛び出てしまう方は、

屋根をおりたたんだ部分に、以下のテープを貼り付けるなどして固定してしまいましょう。

駐停車時などの広げる時は、マジックテープを外し、

発進時などのおりたたむ時は、マジックテープでくっつけるなど自由度が増します。

2. リアボックスをつけて荷台拡張

もし仮に、折り畳んでも保安基準の横幅を超えてしまうようなら、

リアボックスをつけて拡張すると大丈夫ですよ。

例えば、ジョルノでは購入時は荷台がないので、

まず荷台であるリアキャリアを取り付けます。

そのあとは、リアボックスで積載装置としての横幅を確保します。

これで、違反にならない対策はバッチリです!



8. いろいろなバイクルーフ

今回おすすめしている後付けバイクルーフ以外にもバイクルーフは

たくさんあります。

私が、実際に使用していた原付ルーフも含めて、軽く紹介しておきます。

1. 初心者におすすめのバイクルーフ

 これは、私が初めて使用した初代バイクルーフです。

このバイクルーフは、わたしがおすすめしているバイクルーフと違い、

全てがポリエステルのビニールでできているということ。

フロントウインドウは骨組みはしっかりした骨組みではなく、

グラスファイバーの骨組みのみです。

このバイクルーフは、耐久性がすこし低いのが気になるところ。

まず、ミラーに挟む金具が細く、強風が吹いたり速度を出すと大きく揺れます。

台風並みの突風が吹いた場合は、金具が変形します。

そして、劣化の仕方は、フロントウィンドウの透明なビニール布部分が破れてきます。

私が使っていた時は、4〜6ヶ月ぐらいで買い替えをしていました。

風であおられたしなり具合などから、

安全面では少し心配ですが、金額も安いため

お試しで使いたいバイクルーフ初心者の方にはおすすめです。

2. バージョンアップされたバイクルーフ

 この記事で紹介しているバイクルーフのバージョンUP版です。

黒色のウインドウフレイムがU字型の金属パイプになって、

視界も死角なく見渡すことができます。

また、運転ハンドルの両サイドに広がったウインドウが正面からの

風と雨をより広範囲に防いでくれるようになりました。

これにより、手やハンドル付近のガジェット類(スマホスタンドなど)は

確実に濡れなくなるのではないかなと思います。

ただ、ウインドウ部分の拡張により、

風への耐風性は少し心配に感じます。

この記事紹介のバイクルーフは、風速15mまではなんとか運転できますが

このバイクルーフは風速15mまでは耐えられないのではないのかなと心配です。

台風の日は確実に駐輪場で横転しているかもしれません。

運転中や駐車中の暴風対策はされたほうがいいと思います。

3. コンパクト設計のバイクルーフ

 このバイクルーフは、屋根部分を折りたためるという

コンパクト設計されたバイクルーフです。

背中の支柱がないタイプのバイクルーフで、

支えているのは、ミラー部分に取り付けた金属フレームのみです。

この記事で紹介しているバイクルーフよりおしゃれな印象で、

あまりスピードを出さない運転手さんならおすすめのルーフと言えます。

ただ、屋根の横幅が80cmあるので

保安違反にならないように横幅50cm以上の積載装置・荷台取り付け等の

対策を練る必要があります。

4. 高耐久性のバイクルーフ

 この記事で紹介しているバイクルーフは、屋根部分はポリエステル系の布でした。

しかし、このバイクルーフは天井部分がプラスチックで強度が◎。

布のバイクルーフより長持ちするでしょう。

そして横幅73cmと保安基準を満たす難易度は低めです。

計算上43cmの横幅の積載装置や荷台をつければいいだけなので、

多くの原付で保安基準を満たした装着ができることでしょう。

おすすめのバイクルーフと言えます。

9. 後付け原付ルーフで失敗したくない方のために…

 どうでしたでしょうか?

私がここまでに至るまでに…

いろいろなバイクルーフを調べました。

バイクで、

「雨をレインコートを着ずにしのげる」

「冬の寒さに凍えない」

「電気系のカスタムもできるようになる」

というのは、夢のようなものです。

でも、そうであっても一番は安全面を重要視したいもの。

バイクルーフの中には、

「取り付けることによってハンドル操作がしにくくなるもの」や

「側面もビニールで覆ってしまって、ちょっとした風で転倒してしまうもの」も

少なくありません。

それらは、確かに理想的には見えますが、

実際に使用してみると、

「危ない」

「いらない」

「怖い」

などと感じてしまうのも事実です。

それで、乗るのが怖くなったり使わなかったでは意味がありません。

この記事で主におすすめした「後付けバイクルーフ」は、

私が数年間使い続けた感想として、

安全で無駄がなく、コスパもいい特におすすめな後付けルーフです。

初心者では、判断ができにくい部分も含めて、

いいところ・悪いところを包み隠さずお伝えしてきました。

ぜひ、後付けバイクルーフで、

素敵なスクーターライフを楽しんでくださいね!



10. 今回の記事で紹介したおすすめの 「原付後付けルーフ」

1. 後付けバイクルーフ

1. 手軽に取り付け・取り外しができる
2. とにかく安い
3. 雨除け
4. 風よけ
5. 電気機器を取り付けられる
6. 日焼け予防

1. 風にあおられる
2. フロントパネルがすれる
3. 信号が見にくくなる
4. 燃費が下がる
5. フロントウィンドウと屋根の連結部分が取れやすい
6. 寿命は半年ほど
7. 車種によっては違法・違反になることがある

2. 後付けバイクルーフのお手入れ用品

・面ファスナー

3. その他のバイクルーフ

1. 初心者におすすめのバイクルーフ

2. バージョンアップされたバイクルーフ

3. コンパクト設計のバイクルーフ

4. 高耐久性のバイクルーフ

  • この記事を書いた人

紘美(ひろみ)@旅をするWebライター

2022年5月より各地を旅する写真家 兼 Webライター| 写真販売実績 累計5000DL突破| 日本だけでなく、米国・香港・シンガポール等へも販路を拡大| 1年間で巡った観光名所は51ヶ所。1年半で90ヶ所以上| そのうち、テントによるキャンプ泊は約30日以上(2024年1月現在)| 数々のキャンプ旅の経験から、各地の見所・写真映えスポットをお届け| そして、キャンプ旅での必需品も自身の考察を交えてご紹介します|

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