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原付の整備・修理のお店選びを比較・解説

はじめに

原付の修理・メンテナンスをするお店は、どこがいいの?

ディーラー店?
チェーン店?
それとも個人店??

そんな疑問をもつあなたのために、

13年間も愛車である原付たちに乗ってきた私のデータと経験から徹底的に比較してお答えしていきます。

この記事を読み終わった頃には、あなたの愛車の原付に関しての整備店の悩みはなくなりますよ!

それでは、早速みていきましょう!


原付整備のお店は3種類

ディーラー店

 ディーラーとは、新車バイクの販売やそれに付帯するサービス(任意保険等)、

購入後の修理やメンテナンスを提供するお店です。

また、アクセサリーやライディングギアなどの販売もおこなっていることがあります。

この記事でいうディーラーは、原付メーカーと直接契約をしている正規販売店のことを指します。

正規ディーラーは、メーカーから直接仕入れたバイクを販売し、メーカーの保証や純正部品、

公式なメンテナンスサービスを提供しています。

原付の大手4社の正規ディーラーの例を以下にまとめておきます。

HONDA:ホンダドリーム
YAMAHA:YSP(ヤマハ モーターサイクル スポーツ プラザ)
SUZUKI:スズキワールド
KAWASAKI:カワサキプラザ

この記事でのディーラーは、これらの店舗名をひとまとめにして呼んでいます。

チェーン店

チェーン店とは、複数のメーカーの新車・中古車バイクの販売やそれに付帯するサービス(任意保険等)、購入後の修理やメンテナンスを提供するお店です。

正規ディーラーは直接契約するメーカーのみの取り扱いに対し、チェーン店は複数のメーカーの幅広いサービスを展開しています。

また、メーカー社外品の車体部品やアクセサリーなどの販売もおこなっていることがあります。

この記事でいうチェーン店は、以下のようなお店(会社)のことを指します。

・バイク王
・レッドバロン
・SOX
・ライコランド

この記事でのチェーン店は、これらの店舗名をひとまとめにして呼んでいます。

個人店

 個人店とは、主に家族経営など少人数で経営している個人経営のバイク屋さんです。

新車・中古車バイクの販売やそれに付帯するサービス(任意保険等)を提供していたり、

購入後の修理やメンテナンスのみを提供しているお店もあります。

また、個人店でも複数のメーカーの幅広いサービスを展開しています。

メーカー社外品の車体部品やアクセサリーなどの販売、独自のサービスなどもおこなっていることがあります。

個人店の例を以下にまとめておきます。

・〇〇モーター
・〇〇商会
・〇〇サイクル
・〇〇ガレージ

※〇の中には、お店のオーナーの名前や地域の名前などが入ることが多いです。

この記事での個人店は、これらの店舗名をひとまとめにして呼んでいます。



それぞれのお店の比較

それでは、ここからはそれぞれのお店の比較をしていきます。

比較する内容としては、以下の8点で比較をしました。

①サービス料金
②技術
③定期点検
④事故対応(修理)
⑤レッカー対応
⑥台車対応
⑦自由度(柔軟な対応度)
⑧部品の持ち込み

それではさっそく見ていきましょう。

サービス料金

ディーラー店

ディーラー店のサービス料金は割高になる傾向があります。

メーカー基準の工賃でサービス設定されているため、オイル交換やタイヤ交換などの工賃も高いです。

また、交換・修理での整備部品は、純正部品のみで価格は高めに設定されています。

ですが、メーカーの研修を受けた整備士によるサービス提供のため、サービス品質は優れています。

チェーン店

ディーラーと個人店の中間的な価格なのがチェーン店。

ディーラーより安いが、個人店より高めなこととが多いチェーン店では、一定水準のサービス品質にてサービスを受けることができます。

交換・修理での整備部品は、純正品・社外品を両方扱っているため、選択肢が広いのが特徴です。

交換・修理で純正品を選択した場合、料金は高くなりますが、社外品を選択した場合は、ディーラーより料金を抑えることができます。

個人店

個人店は比較的サービス料金は安くおさまります。

工賃の設定が柔軟で各店舗それぞれ違いますが、店舗によってはディーラーの半額以下のこともあります。

整備部品は、社外品や中古部品を使えることが多いので、ディーラーやチェーン店と比べで費用を抑えやすいのも特徴です。

また、廃盤した車種なども修理・整備してくれ、その部品調達は中古部品やオークションなどで調達してくれます。


整備技術

ディーラー店

ディーラー店は、メーカーの研修を受けた整備士が多く、技術は高水準です。

特に電子制御系の診断やメーカー純正の修理が得意で、ECU(Engine Control Unit)にコンピューターを接続して不調原因などを特定することも可能です。

整備士としては、若い人も比較的多く、きめ細やかな整備技術に裏付けされた丁寧な説明も受けることができます。

チェーン店

チェーン店では、整備士の技術に差がありますが、大手の店舗なら一定水準の技術があるため安心感はあります。

ディーラーと違い、電子制御系やECUへ接続して診断の診断、エンジンをばらす(オーバーホール)などの内部の整備はできません。

複数メーカーの整備をしていて1つのメーカーに特化しているわけではないため、ディーラーのようなきめ細やかで丁寧な説明はあまりないです。

個人店

個人店は正直ピンキリといったところです。。

熟練の職人がいる店もあれば、技術に不安がある店もあり、整備を依頼する前にGoogle MAP等で評判をチェックすることが重要。

私の経験で、評判が悪いところでは中古車納車時、エンジンオイル交換がされていなくてゼリー化した劣化したオイルが入っていたことなどもあった。

整備としては、ディーラーのように事故予防として先手先手で整備提案をしてくれるというよりかは、適宜そのタイミングになったら整備するというスタンスのところが多い。

ディーラーと違い、電子制御系やECUへ接続して診断の診断はできないが、チェーン店との違いはエンジンをばらす(オーバーホール)などの内部の整備もできるのが特徴です。

定期点検

ディーラー店

ディーラー店では、メーカー指定の点検項目で点検を実施し、メンテナンスノートなどの整備記録がしっかり残ります。

また、メーカーの研修を受けた整備士が多く、技術は高水準のため、任せて安心感があります。

定期点検をもとに、故障予防的なメンテナンスの提案をしてくれることが多いです。

また、ディーラーで新車を購入した人は、新車保証・サービス保証を維持するために定期点検をする人もいます。

ただし、点検費用は高くなります。(エンジンオイル交換やブレーキ調整なども含めると高額になりがち)

チェーン店

チェーン店では、メーカー指定に近い点検を受けれることが多いが、店によって多少異なります。

大手の店舗なら一定水準の技術があるため安心感はあります。

ディーラーより費用は気持ち安めであることが多いです。(数百円程度)

点検後は簡易的な記録簿が発行される場合がありますが、店舗によっては発行されない場合もあるので、定期点検を受ける前にしっかり確認しましょう。

個人店

個人店には、ディーラーやチェーン店のような「12ヶ月点検」「24ヶ月点検」というメニューはないところが多いです。

個人店で言う定期点検は、点検したい時にその都度点検をするというもので、決まった点検項目というものがなく、必要な点検だけを依頼するものが多いです。

点検費用はディーラーやチェーン店よりもかなり安いことが多く(工賃が安めに設定されることが多い)、点検記録簿が出ないこともあります。

また、点検後のディーラーのようなメーカー保証やチェーン店のような点検保証などはないことがあります。

事故対応

ディーラー店

ディーラー店では、メーカー基準の修理ができるため、修理サービスに対しての品質が高いです。

また、保険会社と提携していることが多く、事故後のやり取りから、修理までスムーズに行われます。

ただし、修理費用は純正部品とメーカー工賃のため高くなります。

過失が低い場合は、利用するといいかもしれませんね。

私は、後ろから追突されて過失0の時があり、ディーラーさんにお願いしたことがありました。

その時は、事故後の対応もスムーズでいろいろと今後の流れ等も事前にお話ししてくださいました。

事故後の対応としてはとても安心できます。

チェーン店

チェーン店は、純正・社外品の両方で修理できるため、価格調整がこちら側で可能です。

大手チェーン店なら事故車修理の実績があるが、店舗によって対応に差があることがあります。

また、部品取り寄せや整備士のスケジュール次第(人気店の場合)では、修理スピードが遅くなる場合もあります。

こちらに過失が高い場合は、お願いするといいかもしれません。

個人店

個人店では、社外品や中古部品の活用で費用を抑えた修理が可能です。

店主の技術次第で品質が左右される場合がありますが、熟練整備士ならディーラー並みの修理も安く受けることが可能です。

保険会社と提携していない場合、修理がスムーズに進まなかったり、時間がかかる場合があります。

こちらの過失が高い場合やあらかじめ熟練整備士さんであることがわかっている場合におすすめです。

レッカー対応

ディーラー店

レッカー対応は、基本ディーラー店は、そのディーラー店のロードサービス会員限定のサービスです。

会員の方は、多くは無料で距離無制限で利用することができます。

非会員の方は、このサービスを受けることができず、自身の任意保険にて店舗へレッカー搬送する必要があります。

ディーラー店でロードサービス会員になるには、「新車購入の場合」「会員入会申請した場合」があります。

ディーラー店で新車購入した場合は、無料で会員になれるところもあります。

チェーン店

チェーン店のレッカー対応は、そのチェーン店のロードサービス会員限定であったり、有料ではあるがレッカーしてくれる店舗など、対応は店舗によります。

会員以外ではレッカー対応をしてくれない店舗では、自身の任意保険にて店舗へレッカー搬送する必要があります。

個人店

レッカー対応している店舗とそうでない店舗があります。

レッカー対応してくれる店舗は、お店自前の軽トラ等で無料で店舗まで引き上げ搬送してくれます。

レッカー対応してくれる店舗では、お店までの距離が近い場合無料で引き上げ・運搬してくれます。

遠すぎた場合は自身の保険でレッカー対応することもあります。

台車対応

ディーラー店

最近のディーラー店では基本的には、台車は用意していないところが多いです。

もしくは、自店で購入してくれた購入者へのみの台車対応など、サービスは限定的です。

チェーン店

基本的には、台車は用意していないところが多いです。

そのため、修理などの期間中は自身でレンタルバイクを借りる必要があります。

個人店

店舗によりますが、台車を用意しているところがあります。

自店購入の方やそうでない方など関係なく貸し出してくれるところもありますが、その対応は店舗によります。

また、普段お店を利用しているかそうでないかでも対応は分かれてくる場合もあります。

自由度(柔軟な対応度)

ディーラー店

ディーラー店は、整備やカスタマイズに関しての自由度はなしです。

メーカーの規定に従うため、カスタムはほぼ不可といえます。

その規定は、メーカーが公表している車体に関しての仕様書などで、新車購入時と同じ状態(カスタムされていない状態)出なければ、修理やメンテナンスもしてもらえません。

私は、原付に屋根をつけているのですが、屋根を外しましたがうっかり屋根の留め具が付いているだけでメンテナンスをお断りされました。

修理やメンテナンスを依頼する時は、すべてカスタムしてあるものを取り除いてお願いする必要があります。

さすがに、積載装置(リアボックス)のみはOKでした。


チェーン店

チェーン店に関しては店舗次第というところです。

多少のカスタムであればOKな店もあれば、NGな店もあります。

私の例で言えば、屋根がついたままではメンテナンスはお断りされましたが、その場で屋根を外し、屋根の留め具がついている状態であればメンテナンスをしてもらえました。


個人店

個人店はとても自由度が高いです。

カスタムした車体でもそのまま修理やメンテナンスをしてもらえます。

また、カスタム相談やワンオフパーツの取り付けなども対応してもらえます。

私の場合は、屋根がついたままでもメンテナンスをしてもらえました。

毎回外すのが面倒だったのでとても助かっています。

部品の持ち込み

ディーラー店

ディーラー店では、基本持ち込みはNGです。

メーカー保証の関係で、純正部品以外の持ち込みは不可です。

また、メーカー正規品の持ち込みであってもNGです。

チェーン店

チェーン店では店舗次第といったところです。

持ち込みOKのところでは、手数料がかかることもあります。

NGの店舗でも持ち込みの部品でなければ整備ができないという場合は、例外としてOKされるところもあります。

個人店

個人店では、ほぼ持ち込みはOKです。

持ち込み料が無料のことも多く、柔軟に対応してくれることが多いのが特徴。

なので、急なベルト切れに備えドライブベルトを積んでおくことや急なカーボン噛みに備えてキャブクリーナーを積んでおくことで、即対応してもらうことができる。

また、タイヤも自分好みのタイヤに交換してもらうこともできます。


まとめ

大切なのは使い分け

いかがだったでしょうか?

ディーラー店やチェーン店、個人店はそれぞれにメリット・デメリットがあることが分かりましたね。

このことを把握して大切なのは、目的に合わせて使い分けるということが大事だということです。

例えば、私であれば普段のメンテナンスは場所も近い個人店、個人で取り寄せが難しいタイヤに関してはチェーン店。

そして、整備士の技術が必要で、重要な節目となる定期点検ではディーラーさんといったように…

事故対応に関しても、自分の過失度合いに応じて上記3店舗を使い分ける選択肢があると、費用も少なくて済みます。

それぞれに良さがあるため、しっかり使い分けて自分に合った原付ライフを送りたいものです。

使い分けるのであれば…

ディーラー店

・メーカー保証を重視する人
・新車で購入し、正規の点検・整備を受けたい人
・技術の確実性を求める人
・事故後の保険対応のスムーズさ、純正部品での修理品質を重視する人
・メーカー保証を維持するために定期点検を利用する人


チェーン店

・ディーラーより安く、一定の品質で整備を受けたい人
・純正・社外品の両方を選びたい人
・店舗間で整備履歴を共有できる便利さを求める人
・修理は純正品・社外品の選択肢があり、費用を抑えたい人
・費用を抑えつつ、ある程度しっかり定期点検したい人


個人店

・工賃を抑えて整備したい人
・カスタムや改造をしたい人
・部品を持ち込んで整備をお願いしたい人
・修理は社外品や中古部品を活用して安く抑えたい人
・必要な部分だけ点検し、安く済ませたい人


以上、私、紘美からの「原付の整備・修理のお店選びを比較・解説」でした!

  • この記事を書いた人

紘美(ひろみ)@旅をするWebライター

2022年5月より各地を旅する写真家 兼 Webライター| 写真販売実績 累計5000DL突破| 日本だけでなく、米国・香港・シンガポール等へも販路を拡大| 1年間で巡った観光名所は51ヶ所。1年半で90ヶ所以上| そのうち、テントによるキャンプ泊は約30日以上(2024年1月現在)| 数々のキャンプ旅の経験から、各地の見所・写真映えスポットをお届け| そして、キャンプ旅での必需品も自身の考察を交えてご紹介します|

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