はじめに
キャンプ初心者さんにとって、
キャンプ泊はわからないことは多いもの。
私ははじめ、弾丸でテントを背負ってキャンプ泊をし
夜の冷え込みに凍え一睡もできずに過ごした経験があります。
せめて、キャンプ泊に最適な気温と季節がわかれば良いのに…と思ったことも。
そんな方へ向けて
この記事では、キャンプに最適な気温と季節を難易度別に分けて解説します。
それでは見ていきましょう。
キャンプに最適な気温は?
最適な気温は18°〜24°
キャンプ泊で一番最適に寝れる気温は、21°。
そして、快適に寝れる気温は18°〜24°です。
この気温は、湿度が40〜60%の場合の気温になっています。
そして、この気温は最低気温の時の気温です。
キャンプ泊は最低気温を見る
なぜ最低気温を見るのか?
キャンプ泊のポイント1つ目は、
キャンプ泊をする日の翌日の最低気温を見て宿泊を決める必要があります。
以下のグラフを見てみましょう。
上記掲載のグラフは、一日の気温の変化を記録しています。
最低気温のほとんどが、翌日の日の出前時刻になります。
この時間が一番冷え込むので必ずキャンプ泊をするときは、
翌日の最低気温で宿泊計画を立てましょう。
この最低気温の時間が、一番冷え込み寒くて起きてしまう時間になるからです。
最低気温に合わせた服装と装備でキャンプ泊に出かけましょう。
最適気温を季節で見てみよう
年間の気温推移
以下に、1年間の最高気温と最低気温を表したグラフを用意しました。
グラフのように、日本では最低気温は冬の-2°から夏の27°まであることがわかります。
このグラフを見ながら見ていきましょう。
[初心者向き] 一番キャンプ泊で快適な時期は?
一番キャンプ泊が快適になる時期は、最低気温18°〜23°になる、
「6月中旬〜7月中旬まで」の季節と
「9月上旬〜下旬まで」の季節です。
この時期は、薄着でも過ごしやすくキャンプ泊には最適です。
ただし7月や9月上旬は日中が暑くなることもあるので、
夏の装いでキャンプは過ごされると良いでしょう。
[中級者向き] 防寒対策でキャンプ泊できる時期は?
防寒対策をしてキャンプ泊を過ごせる時期は、最低気温13°〜17°になる、
「5月〜6月上旬」の季節と
「10月」の季節です。
日中は快適に過ごせる気温ですが、
最低気温が低くなるので注意は必要です。
防寒対策をしていないと夜はぐっすり眠ることができず、
最悪の場合、一睡もできず夜を明かすこともあるでしょう。
防寒対策としては、
電気ブランケットや毛布、冬着の重ね着や冬用シェラフなどが必要です。
日中は薄着で、就寝は厚着と寒さ対策の冬の装いが必要になる時期です。
[上級者向き] 高難易度キャンプ泊の時期は?
高難易度のキャンプ泊時期は、最低気温8°〜12°になる、
「4月」と
「11月」です。
この時期の寒さは、普通の前項での防寒対策だけでは、険しく厳しいものを感じます。
この寒さになると、ストーブを用意する必要があります。
テント内でストーブを扱うことは、キャンプ上級者であるため
初心者・中級者の方にはおすすめしません。
ストーブには、石油ストーブ、カセットガスストーブ、薪ストーブなどがあります。
どれも火を使うので、火傷を負ったり、
密封性が高い冬用テント内では一酸化中毒になる危険もあります。
できれば、この時期からキャンプ泊を自粛したい季節といえます。
[危険域] キャンプ泊を避けるべき危険な時期は?
キャンプ泊を避けるべき時期は、
最低気温7°以下の「12月〜3月」の季節と
最低気温24°以上の「7月中旬〜8月いっぱい」の時期です。
まず、12月〜3月の季節は、命の危険を伴います。
仮にストーブを焚いたとしても寒さを感じますが、
ストーブが消えてしまえば寒さは険しくなり、かなりの危険を伴います。
また24°以上の7月中旬〜8月いっぱいは、熱中症の危険があります。
夏場の深夜、よく高齢者の熱中症患者が搬送されますが、
暑さに対しての防暑は、冷房機器の用意が難しいキャンプ泊では対策がありません。
とても危険なので避けるべき時期と言えます。
上記以外の季節で、キャンプを楽しみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
初心者には、「6月中旬〜7月中旬まで」と「9月上旬〜下旬まで」の季節。
中級者には、「5月〜6月上旬」と「10月」の季節。
上級者には、「4月」「11月」の季節。
キャンプ泊を避ける季節は、「12月〜3月」と「7月中旬〜8月いっぱい」。
キャンプは季節によって難易度があり、
時期によってキャンプ泊の快適度が違います。
また、キャンプ難易度はそのまま命の危険にも直結します。
無理なキャンプや無謀なキャンプはさけて、
楽しく快適にキャンプ泊を楽しみましょう!