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旅行4泊5日で旅費1万円の節約術を解説

はじめに

 この記事では、原付での旅行を極限まで節約して過ごしたら、

旅費はいくらで行うことができるのかという節約術をご紹介していきます。

この記事に記載されているノウハウや旅費は、

私「紘美」が実際に行った4泊5日の内容と結果を掲載しています。

ぜひ、旅行を月3回以上など、数をこなしたい方は参考にしてみてください。

それではみていきましょう。


旅の詳細

旅の前提条件

 まず、大前提をお話ししていきます。

この記事に書かれている4泊5日の旅行の目的は、

①「観光名所を巡って楽しむ」

②「自然を目一杯楽しむ」

③「宿泊は自然の中でテント泊(キャンプ)」

④「旅費は1万円以内に収める」

⑤「キャンピング仕様原付でどこまで旅ができるのか?」

という目的で行いました。

それ以外の旅行目的、例えば

「ご当地グルメを楽しむ」

「ホテル等のラグジュアリーを楽しむ」等は

一切行っていません。

それではみていきましょう。

旅の日程

1日目(4月22日)

17:30 名古屋出発

白鷺温泉(入湯)

鳴沢でキャンプ泊(夕食)


2日目(4月23日)

キャンプ地出発(朝食)

鳴沢不動の滝

四谷の千枚田&展望台

滝沢展望台

カネ松の茶畑(昼食)

御前崎灯台

美保の松原海岸でキャンプ泊(夕食)


3日目(4月24日)

キャンプ地出発(朝食)

白糸の滝

浄蓮の滝

ガスト(昼食&電気機器充電)

七滝温泉の洞窟温泉(入湯)

河津七滝

龍宮窟

龍宮窟近辺でキャンプ泊(夕食)


4日目(4月25日)

キャンプ地出発(朝食)

爪木灯台

石廊崎灯台

ガスト(昼食&電気機器充電)

西伊豆スカイライン

仁科峠展望台

戸田峠

修善寺桂橋&竹林の小径

中田島砂丘

砂丘近辺でキャンプ泊(夕食)


5日目(4月26日)

キャンプ地出発(朝食)

11:00 自宅に帰宅

自宅で旅の疲れを癒す(丸一日)



4泊5日の旅費

1日目(4月22日)

※ 灰色の塗りつぶしは、旅行と関係ない出費部分です


2日目(4月23日)

※内容空白の部分は、出費不明(記録忘れ)

3日目(4月24日)


4日目(4月25日)

※ 灰色の塗りつぶしは、旅行と関係ない出費部分です


5日目(4月26日)

出費なし


旅費 合計額

10430



節約のための持ち物

 節約につながる持ち物としては、

・弁当
・テント
・寝袋
・エアマット
・ウエストポーチ
・LEDランタン
・モバイルバッテリー

を持参しました。

これらの持ち物は、旅費を大きく節約することができます。

私は、この節約につながる持ち物で4泊5日の旅をしました。

これらの持ち物がなぜ必要なのかは、以下の記事にて詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

原付でバイク旅、一人旅でおすすめの持ち物 - フォドレな旅
原付でバイク旅、一人旅でおすすめの持ち物 - フォドレな旅

原付スクーターでバイク旅は最高ですね。キャンプ泊を伴うバイク旅をしてきた私が、2年の一人旅経験を経ておすすめする、バイク旅の持ち物をご紹介。

phodre-journey.hiromi.blog


注意事項

 この旅では、山の中の駐車場(トイレがある場所)でキャンプしましたが、

正直お勧めしません。

後日談なのですが、私がキャンプした山はツキノワグマが出るらしく

4月の冬眠から覚める前だったので良かったということ。

これが5月以降にキャンプしていたらクマと遭遇していたかもしれないので、

山でのキャンプ泊は無理にせず、格安旅館や民泊に泊まることをおすすめします。

以上のような内容で4泊5日旅行をしてきました。

実際、4泊5日の旅行はやろうと思えば可能だとお分かりいただけたでしょうか?

では、次の項では、

そんな節約旅でも楽しめるの?という部分に触れていきます。

早速みていきましょう。

これで旅は満足できるのか?

結論、旅の目的による…

結論、「私は楽しめたけど、疲れた」というのが本音です。

私はツーリング旅も好きだし、自然も好き。

初めてのキャンプも初心者の割には問題なくできた。

キャンピング仕様の原付も問題なく試運転ができた。

とても満足のいく旅になりました。

また、お土産として各地の観光地の写真をお世話になっている方へ

地図付きのガイドでお渡しして喜ばれたというおまけ付き。

もし、ゆったりした旅やグルメ旅、ホテルや旅館で気分を満喫したい

というのであれば、満足はできないかもしれません。

私がこの旅で見てきた風景を少しだけご紹介します。


1万円旅の5日間ダイジェスト

1日目(4月22日)

白鷺温泉 温泉貸切状態

 温泉は深夜帯だったので、ほぼ貸切状態でゆっくり入浴。

旅館さんも快く温泉のみの利用もOKしてくれました。

あらかじめ電話での温泉利用申し出が必要です。

ゆったりと入った後はキャンプ地へ移動。

キャンプ地到着(野営)

 キャンプ地では渓谷の隣の駐車場でテント泊をしたので、

渓谷の川の音を聞きながら眠りました。

夕食は、家で作ってきたお弁当を食べました。

トイレも開放されていて、ありがたく使わさせていただきました。

2日目(4月23日)

朝日と共に起床

 朝日が昇ると、鳥の声が響き渡ります。

川の音を感じながら、山の澄んだ空気と共に起床です。

公衆トイレで整容して、朝食の弁当を食べて出発です。

鳴沢の滝 鑑賞

朝一番に滝を観れるのも、キャンプ泊の醍醐味です。

ひやっとした澄んだ空気で見る滝と渓谷は、

また気持ちいいところでした。

四谷の千枚田

 愛知県で有名な千枚の田んぼが連なる「四谷の千枚田」

ここも貸切状態でゆっくりできました。

滝沢展望台

 滝沢展望台は、大きな風車と山頂からの絶景が見れる場所。

山頂では、クロスバイクで山頂に登ってきた少年と談話。

大きな風車が風を切る音がまた印象的で、風も気持ちよかったです。

動画の音声で、大きな風切り音は風車の音です。

ぜひ、音量最大にして聞いてみてください。

茶畑で弁当(昼食)

 この風景を見ながら家で作ってきた弁当をいただきました。

茶畑で作業する農家さんを見ながら、うぐいすの声を聞く贅沢な昼食。

うぐいすの声が響く静かな茶畑では、トラクターのエンジン音もまた良い味を出していました。

御前崎灯台

 山の中腹にある御前崎灯台では、灯台ひろばの絶景がまた最高でした。

御前崎の海はとても青く、白亜の灯台がまた良い雰囲気を出す素敵な場所でした。

この日は、風が強いので海岸付近の海は濁っていました。

でも、奥の海は綺麗な青色をしていてとても綺麗でした。

御前崎についた時、おばあちゃんに生存報告の電話をしました(笑)

当時は初めての4泊5日キャンプ旅なので、すごく心配されました。

美保の松原でキャンプ泊

キャンプ泊は、美保の松原周辺でテント泊をしました。

公衆トイレもありがたく使わせていただき、ワクワクしながらテント泊をしました。

夕食は、近所のスーパーで買ってきた弁当です。

美保の松原はの風景は、以下の動画でご覧ください。

この風景を見ながら海の波の音を聞き、ぐっすり眠りました。

3日目(4月24日)

海の波の音と共に起床

この日は、海の音と共に起床です。

海の音は、車がアスファルト舗装の道路を走る音に似ていると感じながら、

朝食の弁当を食べてテントをたたみ出発しました。

白糸の滝

 あいにくの小雨にあいながら、白糸の滝を鑑賞。

傘を刺さない程度の雨で良かったです。

朝早かったので滝は霧に包まれて幻想的で、雨のおかげで水量も多くて最高でした。

浄蓮の滝

3日目は、雨が降っているので滝三昧のスケジュールにしました。

水量が多く、迫力も増していました。

観光客の方も滝を見る方が多く、渓谷と滝の姿は格別でした。

七滝洞窟温泉

 この日の温泉は、七滝温泉ホテルさんの洞窟温泉を堪能しました。

旅行オフシーズンのため、貸切状態でゆっくりできました。

シャンプーとリンス、ボディソープ等がなかったので、

持参したトラベル石鹸セットで過ごしました。

温度もちょうどいい温度で気持ちよかったです。

河津七滝

 本日3つ目の滝の河津七滝。

ここは渓谷に沿って7つの滝がある伊豆の山。

マイナスイオンたっぷりの澄んだ空気に癒されました。


龍宮窟

 予定を前倒しして、龍宮窟に到着。

キャンプ予定地から南下して、龍宮窟を堪能です。

この日は海開き前なので、龍宮窟内の浜辺は掃除されておらず、

漂流物やワカメ・昆布がたくさんある神秘的な場所でした。

龍宮窟周辺でキャンプ泊

 龍宮窟近くの浜辺でキャンプ泊(テント泊)です。

この日は、雨が降っていたので雨の中のテント設営。

テントもしっかりしたテントなので浸水もせず、

快適に過ごすことができました。

深夜帯は、雨の湿気でテント壁に水滴が結露しましたが

床には保湿マットを敷いていたので濡れることはありませんでした。

4日目(4月25日)

キャンプ地で朝日を見る

 朝日を見るために、朝4時に起床。

日の出前に出発を決めました。

朝食をとり、テントをたたみます。

この日は雨も止み、快晴として晴れる予報。

しっかり海岸から朝日も見ることができました。

タカンバ海岸

岸壁の上から見る海岸が特徴のタカンバ海岸。

この海岸に来るまでの道の案内がなく、

わずかな獣道を頼りに辿り着きました。

釣り人の方が一人釣りをしていました。

雲の間からさす太陽の光がとっても綺麗でした!


爪木灯台

 爪木崎公園の端にある爪木灯台。

ここは、恋人の聖地になっているようで愛の鐘や

ゆったりできる広場がありました。

また、隣接する浜辺は入江状になっているので、

とっても静かな波音で心癒されました。

石廊崎

 反り立つ岸壁である石廊崎からの眺め。

岬の先端まで行くことができ、その岬からは360度のパノラマを見ることができます。

また、近くには背が低い灯台があり、灯台もまた綺麗!

岬の先端には、神社もあるパワースポットです。

仁科峠展望台

西伊豆スカイラインの途中の仁科峠展望台。

あたり一面は高原風景が広がり、雲の上から見る景色はまた格別。

峠自体はとても静かで、鳥の鳴き声しか聞こえない。

風は少し吹いているが、カラッとした空気でとても涼しく感じました。

戸田峠

 雲の上を伸びるスカイラインで行き着いた戸田峠。

ここは標高が高く富士山も眺められる。

ここに来るまでにたくさんのバイクマンとすれ違う。

スカイラインは信号もなく雲の上を走っているため、

雨などの心配もなく360度パノラマ風景を楽しむ運転ができる。

坂道も緩やかでそんなに険しくなく、原付でも余裕で走行することができる。

とても気持ちのいい場所で心癒されました。

この風景を見ながら、スーパーで買ったおにぎりを食べました。

修善寺桂橋&竹林の小径

 2日目に行く予定だった修善寺桂橋と竹林の小径。

とても和の空間が広がっていて、観光オフシーズンでありながらも観光客が多くいた。

街中に渓谷があり、とても素敵な寺社町でした。


中田島砂丘

 静岡では、海亀の産卵地で有名な中田島砂丘。

広大な砂丘が広がり、素足で歩くととても気持ちいい。

砂の粒は約0.5mmほどの粒で、風が吹いても舞うことはない。

砂浜部分になると、大きな石だらけになっていました。

ここの砂丘で夕陽とマジックアワーを見たくて、急いできました!

無事綺麗なマジックアワーを見れて大満足でした。

中田島砂丘周辺でキャンプ泊

 中田島砂丘の近くでキャンプ泊。

夕食はスーパーの弁当です。

流石に、4日目になると疲れが溜まってきているのを感じていました。

日没からキャンプ地でゆったりと過ごしました。

ただ、寝ていた深夜帯に

狐のような動物が吠える鳴き声が聞こえて

1度目が覚めました。

テント泊だと、壁は薄いテントの布だけなのでよく聞こえます。

あたり一面漆黒の暗さの中、動物の声が聞こえたので少し怖かったです。

5日目(4月26日)

キャンプ地を出発

 この日は、丸一日帰路の日です。

中田島砂丘周辺にキャンプしていたキャンプ地から出発。

天気も晴れて旅の終わりの運転を楽しみます。

砂丘から一直線に西に伸びる太平洋湾岸の道路が最高でした。

11:00 自宅に到着

 自宅に着いたら、旅の道具を積み下ろし、着替え等を洗濯です。

流石に5日間で約800kmの運転と詰め詰めの旅行日程だったため、

片付けがすんだら、一日寝て過ごしました。

こんな感じで、旅を楽しんでいました。

次の項では、旅費節約のポイントをご紹介していきます。


旅費節約ポイント

まず、節約といえるのはどの価格帯から?

まず、通常の4泊5日旅ならどのくらいの旅費が目安なのか見てみましょう。

以下はブロガー「かりんのりん」さんのブログから引用しました。

ブロガー「かりんのりん」さんから引用

 一人当たりが 「78000円」 かかるそうです。

これはある種目安にしても良いと思います。

この価格より安くなれば安くなるほど、節約を頑張ったと言えるでしょう。

かりんのりんさんも宿泊費やレンタカーによる交通費等、

節約されていたそうです。

ここで、4泊5日がだいたい78000円かかると分かった上で、

旅費節約するポイントを解説していきます。

宿泊編

 連泊旅では、一番大きくかかるのが宿泊代です。

私は、ここに関してはテントや野営道具に投資をして節約しました。

テントで野営をすることで宿泊費は、ほぼタダにすることができます。

前項でお話しした後日談の通り、

山の中でテント泊するときは、時期によってはクマなどと遭遇する恐れもあるので

旅館やキャンプ場を利用することをお勧めします。

山の中だと、旅館も一泊あたりが安く、

キャンプ場ではキャンプ気分で安全に宿泊を楽しめます。

また、もし野営でのテント泊(キャンプ泊)をするなら、

公衆トイレがある公園で行います。

地域によってはペグ(止め釘)を使うことが自治体の法律によって

禁じられているので、ペグは打ちません。

なので、テントの四隅に均等に荷物を置いて、

テントが風で飛ばされないようにします。

また、火を使うことはどの市でも禁じられています。

火を使うことなく、地域住民に迷惑をかけないようにテント泊を行いましょう。

私は、この旅でかかった宿泊費は0円でした。

移動編

 移動編では、できれば自家用車で移動されることをおすすめします。

さらに、攻めるとしたら125cc以下の排気量のバイクで移動することがおすすめです。

なぜ125cc以下のバイクなのか?

それは、125cc以下のバイクの駐車は、基本駐輪場です。

なので、駐車費用がかからず、

50ccなどのバイクは燃費50〜70km/Lと燃費が最強です。

もし、125cc以上のバイクや自動車なら、

観光地ではコインパーキングが高い料金設定が多いので

ガソリン代やら駐車代やら高くつきます。

また、原付だと有料道路は、

自動車の4分の1以下であることが多かったです。

なので、この旅では有料道路の50円と

約1400円のガソリン代のみです。

ぜひ、自家用車やスクーターで交通費を節約してくださいね。

食事編

 今回の旅では私は、持参した弁当と旅行先のスーパーの弁当で過ごしました。

食に関しては私は食べれればなんでも良い派なので、

地域のご当地名物のグルメは一切食べていません。

グルメを楽しみにされている方はなんとも辛い旅になるかもしれません。

私は風景を見て写真に収めることができればそれで満足だったため、

食は持参した弁当とスーパーの弁当で済ませました。

入浴編

 入浴は、旅館の温泉を利用させていただきました。

旅館によっては、宿泊者のみの利用限りとしている場所もあるので、

あらかじめ電話による確認が必要です。

温泉に入るには、入湯料を払って入らせていただきます。

オフシーズンや時間帯によっては、貸切状態でのんびり入れますよ。

シャンプーやボディーソープなどの洗剤やタオルも借りれるところもあるので、

あらかじめ電話で聞くリサーチが必要です。

それ以外では、

よくキャンピングカーやバンライフYoutuberさんが利用する

「快活クラブ」さんがあれば、そこで入浴することができます。

利用料金は、30分で400円ほど。

私がもしこの旅で利用していたら、旅費は10000円切ることになります。

ぜひ、探してみてください。


まとめ

 いかがだったでしょうか?

この記事では、4泊5日の旅行をどのようにして旅費1万円で行ったのかを

ご紹介させていただきました。

実際に内訳を見てみると可能だとお分かりいただけたと思います。

人によっては、旅行という概念を壊すようなことを私はやったわけですが、

旅行や旅にはかならずそれを行う目的があるはずです。

その当時の私の旅の目的は、

①「観光名所を巡って楽しむ」

②「自然を目一杯楽しむ」

③「宿泊は自然の中でテント泊(キャンプ)」

④「旅費は1万円以内に収める」

⑤「キャンピング仕様原付でどこまで旅ができるのか?」

以上の5つでした。

もし、あなたも同じような目的で旅をしてみたいと思っているなら、

取り入れれる部分だけ取り入れてぜひ、旅をしてみてください。

あなたに素敵な旅があることを祈っています。


  • この記事を書いた人

紘美(ひろみ)@旅をするWebライター

2022年5月より各地を旅する写真家 兼 Webライター| 写真販売実績 累計5000DL突破| 日本だけでなく、米国・香港・シンガポール等へも販路を拡大| 1年間で巡った観光名所は51ヶ所。1年半で90ヶ所以上| そのうち、テントによるキャンプ泊は約30日以上(2024年1月現在)| 数々のキャンプ旅の経験から、各地の見所・写真映えスポットをお届け| そして、キャンプ旅での必需品も自身の考察を交えてご紹介します|

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