PR すくトリップ コラム 記事一覧

キャンピング仕様の原付スクーターの作り方

1. 初めに

 原付スクーターでキャンプをしたいと思っているあなた!

原付スクーターでキャンプツーリングをしたいけど、

どういったカスタマイズをすればいいか悩んでいませんか?

この記事では、私が実際に静岡4泊5日のテント泊のバイク旅をした時の、

キャンピング仕様車「50cc原付スクーター」を紹介していきます。

実際にカスタマイズに使った装備も紹介していくので、

あなたもぜひ、原付スクーターをカスタマイズしてみてくださいね!

この記事を書いている著者

紘美(ひろみ)@原付で旅する写真家ブロガー

2022年5月より各地をスクーターで旅する写真家 兼 ブロガー|
写真販売実績 累計6000DL突破|
日本や米国・香港・シンガポール等々、全世界でも購入されています|
2年間で巡った観光名所は120ヶ所以上、累計15000枚撮影|
日帰りバイク旅は40日、テント泊のバイク旅は30日以上|
数々のキャンプ旅の経験から、各地の見所・写真映えスポット情報をお届け|
そして、キャンプ旅での必需品も自身の考察を交えてご紹介します|

(更新:2024年7月)

2. 私が原付スクーターをキャンピング仕様にしたきっかけ

まず初めに、

私がなぜ原付スクーターをキャンピング仕様にしたのか、

私の実体験をご紹介します。

1. きっかけは静岡4泊5日の旅…

 2021年5月…

当時は、私は自営で会社員を独立したばかり。

自分の仕事が楽しくて一日中仕事をしている日々を過ごしていました。

ちょうどそんな時、コロナ禍が始まり世界は大混乱。

私も、そのコロナ禍で事業は大打撃。

仕事は楽しかったですが、パンデミックという脅威で事業はほぼ止まり、

あっという間に破産一歩手前まで追い詰められました。

私は、仕事のために旅行や遊びなどは一切していませんでしたが、

今まで築いてきた事業が簡単に崩れていったのを機に、

今しかできないこともしようという考えに変わりました。

そして、コロナ禍を乗り切った2022年5月に、

今まで旅行とは無縁だった私ですが、

思い切って4泊5日の静岡キャンプ旅に出てみることにしました。

私は、旅にお金をかける派ではなく、

できるだけ安く、そして自然を満喫し・充実した旅をしたいと考えていました。

そこで、考えついたのが…

「キャンピング仕様の原付スクーターで、

テント泊のキャンプ旅をすること」でした。

2. キャンピングカスタマイズのリサーチ後、出た結論…

 色々調べてみた結果の結論として、

「原付スクーターでもキャンピング仕様は、可能です」

同じコロナ禍の時期でキャンピング仕様で流行ったのは、

軽バンのキャンピング仕様車ですが…

私は、この原付スクーター版を作ることができました。

私は実際に、

そのキャンピング仕様にカスタマイズした原付スクーターで、

2024年2月現在でも、連泊のバイク旅や日帰りバイク旅をしています。

今となっては、かけがえのない旅の愛車となって、

愛知県を駆け巡っています。

こう言った経緯で、私は「キャンピング仕様原付スクーター」を作ったのですが…

このキャンピング仕様にカスタマイズする方法は、とっても簡単!

同じようにキャンプツーリングを楽しみたい方へは、

ぜひおすすめするカスタマイズです。


この記事では、ぜひみなさんにも、

自由で気ままで高コスパの「キャンプツーリング」を実現してほしいと思います。

3. 理想的なキャンピング仕様の原付スクーターとは?

 まず、キャンピング仕様にカスタマイズする前に、

キャンプツーリングで必要な要素とは、どんな要素でしょうか?

私は、以下の5つが揃っていることが重要だと感じます。

ポイント

1. 雨の日でも快適な走行
2. 夏の暑い風・冬の寒い風も気にならない
3. 燃費がいい
4. 大容量の積載装置
5. 必要最低限の電源供給

それぞれ、なぜ重要か見ていきましょう。

1. 雨の日でも快適な走行

 キャンプツーリングでは、晴れの日もあれば当然雨の日もあります。

特に、原付スクーターでは雨天の運転はとても不快なだけでなく、

制約も多いもの。

衣服や荷物が濡れてしまうと翌日の活動にも響きます。

そして、バイクマンのナビは、スマホですから、

スマホも長時間使えなくなってしまいます。

充電しながらスマホでナビができなくなるからです。

なので、雨天でもスマホを充電しながらナビとして使えて、

体も雨に濡れることもなく、

運転を続けることができるかがとても大事です。

2. 夏の暑い風・冬の寒い風も気にならない 

 真夏の暑い風、真冬の寒い風は、

バイクマンにとってはつらいもの。

この暑い風・寒い風が走行時になければ、

どれだけ運転が快適か…

特に、何時間にもわたる連続した長距離運転なら、

ことの大きさは重大です。

この点も、解決できることが大切です。

3. 燃費がいい

 原付スクーターは、燃料タンク容量が大きくありません。

だいたい平均して4.5L、大きくても5Lです。

なので、連続した長距離運転をする場合や田舎に行く場合は、

燃費が良くないとガソリンスタンドを探して移動する機会が増えます。

最近の原付スクーターは、燃費が70km/Lが多いので、

カスタマイズした時に、

① 燃費 50km/L以上、

② 連続走行距離 200km以上

上記2つがあるとストレスを感じることなく、

キャンプツーリングを楽しむことができます。

4. 大容量の積載装置

 キャンプをするためには、

食料から着替え、寝具やテント、整容品などなど、

身の回りのものを持ち運べる必要があります。

これらを十分に持ち運びできるだけの積載容量があることが

重要です。

5. 必要最低限の電源供給

 旅の必需品といえば、スマホでありナビゲーションです。

スマホの電池切れとなると、航海中にコンパスを失ってしまうことと同じこと。

そのスマホへ電力供給をし続けれる電源があることが重要です。

この場合の電力供給は、

モバイルバッテリーなどの充電式でないことがベストです。

以上の5つを満たしたものが、

私がおすすめするカスタマイズの仕方の、

「キャンピング仕様の原付スクーター」です。

4. 私がおすすめするキャンピング仕様カスタマイズ

1. 「HONDA GIORNO キャンピング仕様」



2. この原付スクーターがあれば、どこへでも行ける

 上の写真は、私のキャンピング仕様原付スクーターの

実際の写真です。

理想的なキャンピング仕様の…

ポイント

1. 雨の日でも快適な走行
2. 夏の暑い風・冬の寒い風も気にならない
3. 燃費がいい
4. 大容量の積載装置
5. 必要最低限の電源供給

上記5つを全て満たしてみました。

このカスタマイズしてから、

早2年、愛車として乗り続けています。

おかげで、今ではキャンプツーリングは計30日以上。

愛知県はほぼ一周することができました。

また、静岡4泊5日の旅では、

ガソリン代や食費合わせた旅費は、総額1万円未満を達成。

私は旅にお金をかけない分、

春や秋は、月に3〜6回ほど1泊2日のキャンプ泊、日帰り旅を堪能しています。

キャンプした場所は、

灯台の近くや海辺、滝の近くや森の中、お城の近くなどなど。

自然を目一杯堪能してきました。

日帰り旅の旅費は、平均800円(入場料等)ほど。

1泊2日のキャンプ旅の旅費は、平均1500円(入場料等)ほどです。

また、アクセサリーソケット電源も標準搭載なので、

ガソリンが尽きない限り、電力は無限に安定供給。

スマホとガソリンがあれば、どこへでも行ける。

静岡4泊5日の旅を経て、そう確信しています。

3. 軽バンよりコスパが良すぎた

 私は、いつかはキャンピング仕様にカスタマイズした軽バンで、

全国一周バンライフをしてみたいと計画を立てているのですが…

実際に原付スクーターをカスタマイズして驚いているのは、

予想以上のコスパの良さでした。

まず、駐車料金。

原付スクーターだと、

観光地でも駐車料金無料の場所が多い!

125cc以上のバイク、軽バンだと基本有料が多い…

そして、有料道路も自動車の半額近くまで安い!

山道などの有料道路が安いんです。

また、駐車場所に困らない。

基本50cc原付スクーターは駐輪場です。

125cc以上のバイク、軽バンからは駐車場。

観光地の中でも、公共駐輪スペースさえあれば、

どこでも無料で駐車できます。

駐車料金を取られたとしても、100円/日〜200円/日ほど。

125cc以上のバイクや軽バンは、日単位ではなく時間単位で料金が上がります。

この差は驚きです。

燃費も、軽バンの3倍以上で、

維持費も安い。

このため、私の心の中では、

キャンピング仕様の原付スクーターは最強説が勃発中です。

4. キャンプツーリングで愛知県一周制覇

 そんな予想以上のコスパの良さに喜びを感じながらも、

早2年で、愛知県一周はほぼ終わりを迎えました。

この2年で巡った自然派観光地は、計90ヶ所以上。

今まで旅行や旅をしてこなかった私ですが、

今この歳になって旅ができること、

そして、想像を絶する自然の美しさを日々噛みしめています。

もし「お金がかからなかったら何がしたいですか?」と聞かれた時、

あんなことやこんなことができるようになりたい!と夢を思い浮かべるでしょう。

その問いに対して、「旅行を月3〜6回したい」という方には、

まさに、このキャンピング仕様原付スクーターは、

ぴったりなカスタマイズであり、

なくてはならない、かけがえのない愛車になること間違いなし!

そう断言できるものになりました。

私は、そんなあなたに自信を持って紹介できる、

原付スクーターを、この記事で紹介します。

ぜひ、あなたも素敵なキャンプツーリングを手に入れてみてください。

ここまでで、私がキャンピング仕様に原付スクーターをカスタマイズした

体験談をお話しさせていただきましたが、

次はこのカスタマイズするための、

装備品を紹介していきます。

ぜひ、紹介リンクから装備を手に入れて、

あなたもキャンピング仕様にカスタマイズしてみてくださいね。

5. キャンピング仕様のカスタマイズ装備

1. 雨風を防ぐ 「後付けバイクルーフ」

 雨風を防ぐのに重要なバイクルーフ。

このバイクルーフは、

雨天時でもスマホを長時間充電しながらの使用を可能にするほか、

背面にテントをしばりつけて積載することが可能です。

ただ、多くの原付スクーターでは、

積載物としての保安基準を超える可能性があるため、

必ずリアキャリアとリアボックスをつけることが

装着の条件になってきます。


このバイクルーフのレビュー記事・違反にならない注意点はこちら↓

[レビュー]50cc原付の後付け屋根と注意点 - フォドレな旅
[レビュー]50cc原付の後付け屋根と注意点 - フォドレな旅

原付の雨天時の運転は、雨風がしのげたらどんなに最高か。雨風をしのげ、安全性も抜群な原付後付け屋根をご紹介。また、後付けしても違反にならないポイントと、対策もご紹介していきます。

phodre-journey.hiromi.blog


2. リアキャリア + 大容量リアボックス(45L)

 原付スクーターに48Lの積載容量を追加するだけでなく、

積載物としての保安基準を拡張する役割を持っています。

取り付けたリアキャリアへ取り付け、積載幅をさらに拡張するリアボックスは、

積載物として扱われるバイクルーフの装着を可能にします。
 
原付スクーターの車種が変われば、リアキャリアも変わりますが、

リアボックスは、横幅の関係で上記に紹介したボックスを取り付けることを

強く推奨します。

各車種ごとのリアキャリアはこちらから↓

Amazon 原付 リアキャリア一覧
Amazon 原付 リアキャリア一覧

一覧を見る


3. 大容量サイドバッグ(25L×2個)

 原付スクーターの座席両サイドに設置するサイドバッグ。

防水加工と防水設計により、

雨天でも雨水の浸水を防ぎます。

また取り付けは簡単で、

座席を開き、座席とボディで挟み込むだけで装着完了です。

なので、着脱も簡単。

4. 3秒でできる宿 「ポップアップテント」

 3秒で展開、1分で撤収できるポップアップテント。

耐久性もあり、私が2年間で10回以上使ってもまだまだ大丈夫。

キャンピング仕様原付スクーターでは、

バイクルーフの背面にしばりつけて積載します。

雨天時の浸水もなく、

防虫対策、防犯対策、通気良好なテントです。

このテントのレビュー記事はこちら↓

[レビュー] キャンプ泊は「BESTARO ポップアップテント」がよかった❗️ - フォドレな旅
[レビュー] キャンプ泊は「BESTARO ポップアップテント」がよかった❗️ - フォドレな旅

キャンプ初心者でも簡単にテント設営できる「BESTARO ポップアップテント」2年間使い続けてきた私が、「ポップアップテント」のメリット・デメリットを徹底解説。

phodre-journey.hiromi.blog


また、テントをバイクルーフにしばりつけるヒモは、こちらの荷締めベルトを使っています。



5. アクセサリーソケット用 USB電源(無限の電力供給)

 ガソリンがある限り、スマホに無限に電力供給をすることができる必需アイテム。

もし仮にバイクのバッテリーが上がっても、

キックでエンジンを動かせば、電源として復活します。

USBポートが2つあることが結構重要で、

私は1つはスマホの充電に、

もう一つはモバイルバッテリーの充電で重宝しています。

3つ以上のUSBポートになると、

発電電力と出力電力のバランスが崩れ、

バッテリーが上がってしまう原因になるので、

2つのUSBポートまでにしておくことをおすすめします。

6. スマホナビに必須の「スマホホルダー」

 スマホでナビをするなら必ず必要な必需品。

スマホを手で持って運転することは、重大な交通違反になるため、

これがなければスマホのナビが使えません。

必ず装備しておかなければいけないアイテムです。

6. キャンピング・カスタマイズは「総額5万円」

 いかがだったでしょうか?

キャンピング仕様原付スクーターは、

これらの装備「総額5万円」ほどあれば、

意外と簡単に手に入れることができます。


新車の車体価格25万円と考えると、

30万円ほどでキャンピング仕様原付スクーターを作ることができます。

バンライフを送るYoutuberさん達に人気な軽バン 「Hi Jet」では、

新車価格は、120万円、燃費も15km/Lほど。

もちろん、ここに内部設備の設置料金が入ってきます。


そして、私のおすすめしている装置を搭載すれば、

積載容量は、

① バイクボディ:20L

② リアボックス:48L

③ サイドバッグ:50L

計 118L の積載容量も持つことができます。


以上のように、原付スクーターのキャンピング仕様は、

旅行や旅を月3〜6回したい方、

コスパをなにより求める方には、

最高の愛車になることでしょう。

ぜひこの記事で、あなたのキャンプツーリングが

素敵なものになることを祈っています。

7. まとめ

1. キャンピング仕様の原付スクーターは…

ポイント

1. 雨の日でも快適な走行
2. 夏の暑い風・冬の寒い風も気にならない
3. 燃費がいい
4. 大容量の積載装置
5. 必要最低限の電源供給


2. 想像以上にメリットばかりだった

ポイント

1.無料駐車場が多い
2.有料駐車場の料金も安い
3.駐車場所に困ることがない
4.有料道路が安い
5.維持費も安い


3. おすすめ装備一覧

ぜひ、あなたも素敵なキャンプツーリングを過ごしてくださいね。

  • この記事を書いた人

紘美(ひろみ)@旅をするWebライター

2022年5月より各地を旅する写真家 兼 Webライター| 写真販売実績 累計5000DL突破| 日本だけでなく、米国・香港・シンガポール等へも販路を拡大| 1年間で巡った観光名所は51ヶ所。1年半で90ヶ所以上| そのうち、テントによるキャンプ泊は約30日以上(2024年1月現在)| 数々のキャンプ旅の経験から、各地の見所・写真映えスポットをお届け| そして、キャンプ旅での必需品も自身の考察を交えてご紹介します|

-すくトリップ, コラム, 記事一覧

error: Content is protected !!